読んでつくる知の体系

読んだ本、お勧めしたい本を紹介。ノンフィクションが多め。

読書

『植物は<知性>を持っている 20の感覚で思考する生命システム』

植物について考えてみよう。おそらく大半の人が「口もきけず動きもしない、私たちの世界の調整品」に過ぎないと思うことだろう。私たちが生きる上で役に立ち、魅力的ではあるが、地球上の生物の国では二級市民にすぎないとみなしているのだ。本書『植物は<…

『人間を磨く 人間関係が好転する「こころの技法」』

「人間を磨く」。人生を通して、自分という人間を磨いていく。あたかも、玉を磨いていくと、曇りや汚れや傷がとれていくように、自分の人格を磨いていくと、非や欠点や未熟さがなくなっていく。そうして、その光や輝きが、周りの人を惹きつけ、多くの人が集…

『天才たちの日常』

クリエイティブな人々が、クリエイティブな日々をおくっているとは限らない。 この本は”ルーティン”つまり日常的な習慣に注目している。”ルーティン”は「平凡さ」や「思考の欠如」というニュアンスがある。習慣に従うことは怠惰で動くことであるが、個人の毎…

『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』

テレビの特集で「東京藝大の学園祭はすごい!」としかこの大学については知らなかった。 舞台となる東京藝大のキャンパスは上野にある。美術家、音楽家を目指すも者としての最高学府がここにある。上野駅を背にして左側は美術学部、”美校”と呼ばれている。右…

『ジェネティック ラウンズ』

『臨床遺伝専門医』 この職業はどういった職業なのか。砕いた言葉で説明するなら、「遺伝を専門とする現場を重視したカウンセラー」。その実態とは。 小さな手がかりから、名探偵のように病気を掘り当てていく。ある時は病気の子どもだけでなく、両親や家族…

『視聴率ゼロ! 弱小テレビ局の帯番組『5時に夢中!』の過激で自由な挑戦』

「キー局の10分の1、NHKの100分の1」そんな言葉で表現されるTOKYO MXは、1995年に開局して以来、視聴率ゼロの道を歩んできた。 今回の著者である大川貴史さんは、「新卒1期生」としてMXテレビに入社。野球しかやってこなかった大川さんは、文化…

『観察力を磨く 名画読解』

ワイヤレス技術が発達して以来、いつでもどこでも情報を受け取ることが可能になり、私たちはかつてないほど注意散漫になった。携帯電話を持つ人の方がおおくなり、目に映る映像がスマートフォンの画面ばかりになりがちだ。統計によると、1日あたりメールチェ…

『デトロイト美術館の奇跡』

デトロイト美術館ー通称DIA(Detroit Institute of Arts) そのDIAの印象派・後期印象派ギャラリーに飾られている絵画、本書の表紙を飾っている絵は1886年頃にポール・セザンヌによって描かれた『マダム・セザンヌ』。セザンヌが47歳くらいの時に完成…

性を書く女たち

「性を題材にした小説を書く女性」というとどんな女性を思い浮かべるだろうか。 その”セックス”をテーマとして小説を執筆している女性作家たち。彼女たちは性や恋愛、セックスに対して、人よりも強い思い入れ、ときには疑問やわだかまりを抱いていることもあ…

本音で生きる

本音で生きる 堀江貴文 2015/12/15 あなたは本音で生きているだろうか。 自分が考えたことを伝え、自分が心からやりたいことに没頭し、そして自分の心に真摯に向き合っているだろうか。そんな本音を言えずに生きている人にヒントを与える一冊。 本書の中で堀…

はじめまして

読書好きです。 読んだ本 日常などを書いていこうかな まだ手探りですが、頑張って更新していきます ちなみに今読んでる本は 後醍醐天皇に仕えた『楠木正成』の本。